お役立ちコラム

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意外と知らない「仏壇のお掃除」で気をつけるポイント


目次[非表示]

  1. 1.お仏壇って、自分で掃除しても大丈夫?
  2. 2.末長く使うために。お仏壇の手入れのポイントと方法
    1. 2.1.次にお仏壇のお掃除に揃えておくと便利な道具を紹介します。
    2. 2.2.では、基本的なお掃除の流れを見ていきましょう。
  3. 3.仏壇のお手入れに向いているタイミング
  4. 4.お手入れのしやすい「小型のお仏壇」でこまめにきれいに

お仏壇って、自分で掃除しても大丈夫?

日々のお参りでさえ、慎重に扱っているお仏壇だけに、「素人が軽々しくお掃除してもいいのだろうか?」「業者さんに頼まないとダメなのでは」と考えている方が少なくないといいます。特に「金仏壇」は、お掃除どころか、「あちこち触れたら壊しそう」と考えてしまいがち。専門の業者さんはあるのですが、正直なところ、「ちょっとお願い」と頼めるお値段ではないようです。

しかし、注意すべきポイントを押さえておけば、誰にでもお仏壇のお掃除はできます。仏教の中には「一に掃除、二に勤行、三に学問」といって、清掃の大切さを説く宗派もあるように、仏さま、ご先祖様のおわすお仏壇は常にきれいにしておきたいものです。

末長く使うために。お仏壇の手入れのポイントと方法

まずはじめに、お仏壇の種類を確認します。仏壇には大きく分けて 「金仏壇」と 「唐木仏壇」の2種類があります。

  • 金仏壇:全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってある。塗り仏壇とも呼ばれている。年月が経っている場合、金箔が剥がれ落ちることもあるため、注意が必要。
  • 唐木仏壇:黒檀や紫檀などを使い、木材の美しい木目を生かした仏壇。

次にお仏壇のお掃除に揃えておくと便利な道具を紹介します。

  • 仏壇お掃除道具毛ばたき:仏具店などで扱っているお仏壇用のはけ。大小あると便利。
  • 化学雑巾:市販のお掃除用で問題なし。(仏具店には専用掃クロスもある)
  • 仏壇クリーム:仏壇以外も木製品全般に使える。
  • ロウ落とし:ろうそくのロウを落とす。
  • 金属磨き:お仏壇の丁番など、金属部分を磨くのに使う。
  • 綿棒:細かい部分のお掃除に便利。
  • 使い古しのTシャツや肌着:毛羽立ちが少ないため、繊細なお仏壇に最適。綿100%がおすすめ。
  • 破れたストッキング:使い古しの布で拭いたあと、仕上げに軽く使うと光沢が出る。
  • 新聞紙:畳やフローリングを傷めないように、仏具を置くのに使う。
  • ティッシュペーパー:ちょっとしたほこりなどを拭き取る。
  • 白手袋:軍手ではなく、薄地の布手袋。(宝石や骨董品などを扱う際に使っているもの)

なお、仏壇クリーム、ロウ落とし、金属磨きは、必ず必要というわけではありません。汚れがひどいときなど、状態に応じて使いましょう。

では、基本的なお掃除の流れを見ていきましょう。

合掌礼拝

お掃除の時は、ご本尊や位牌、仏具を仏壇の外に出さなくてはなりません。その前に「今日はお掃除をさせていただきたい」とお断りしておきましょう。お断りした後、お掃除の前に写真を撮影しておくことをおすすめします。その理由は、慣れない方だとお位牌や仏具の並べ方がわからなくなってしまうからです。

窓を開ける

日頃の部屋掃除と同じく、ほこりが出ることもあるため、お仏壇のある部屋の窓は開けておきます。

仏壇の中にある仏具を全て出す

次に、仏壇に納められている仏具を、すべて外に出します。中まで掃除がしやすいというメリットに加え、傷んでいる場所を発見しやすくなります。ただし、吊灯篭ほか、簡単に外せないものはそのままにしておきましょう。

毛はたきでほこりをはらう

お仏壇の上から下へと、毛ばたきでほこりを取り除いていきます。下を先にやってから上を掃除すると、せっかくきれいにした場所にほこりが落ちてしまうので注意してください。また、力を入れすぎると彫刻・細工部分を破損することもあるため、無理に汚れを落とそうと思わず軽くほこりをようにしましょう。

仏壇の中を拭き掃除する

化学ぞうきんなどを使って、お仏壇の中を軽く拭いていきます。仕上げに艶出し液などを浸かってもいいでしょう。特に金仏壇の場合は「濡れ雑巾を使わない」「金色の部分(金箔・金粉)や金の蒔絵に触れない」ようにしてください。もし汗や脂によって指紋などがつくと、専門業者を依頼しないと落ちないケースもあります。

仏壇の外側を掃除する

内側の掃除が終わったら、同じように外側も毛ばたきでほこりを払い、化学ぞうきんで軽く磨きます。汚れがこびりついている時は、仏壇専用クリームを布に付けて拭きますが、この時、無理にこすったりしないようにしましょう。また、汚れが落ちないからといって、水や洗剤、研磨剤などでお掃除すると、変色やカビの原因になります。

仏具を掃除する

最後に仏具類のお手入れをします。

  • 位牌
    毛ばたきで埃を払い落とします。札板に脂汚れがある場合は、柔らかい布で拭き取ってください。お仏壇同様、位牌の金箔や金粉部分は剥がれる恐れがあるため、手で触らないようにしましょう。
  • 金属製の仏具
    真鍮やアルミ、ステンレスといった金属製品の仏具は、金属用の研磨剤で磨き、柔らかい布で拭きます。金メッキのかった仏具にかんしては、表面が剥げてしまわないよう、乾いた布で軽く拭く程度にしましょう。
  • 木製の仏具
    木製で、表面に塗りのある仏具はほこりを払い、柔らかい布で水拭きをした後、乾いた布で完全に水気を拭き取ります。金箔部分のあるものは、無理な拭き掃除は避けた方がいいでしょう。

お仏壇のお掃除は大切ですが、彫刻・細工、金箔といった加工、金製・銀製の仏具も少なくありません。まずはほこりをしっかり払って、無理のない範囲で拭き掃除するようにしてください。

仏壇のお手入れに向いているタイミング

普段のお掃除で、内側・外側、仏具のお手入れをするのは大変です。ですから、気がついたら毛ばたきでほこりを落とし、一週間に一度の割合で、外側の乾拭きなどを行うといいでしょう。先述のようなお掃除のタイミングは、年末の大掃除、お盆、春と秋のお彼岸前が目安です。なお、お掃除は可能な限り天気のいい日を選んでください。というのも、お仏壇は湿気を嫌います。ですから、梅雨の時期や雨の日のお掃除は、なるべく避けるようにしましょう。


お手入れのしやすい「小型のお仏壇」でこまめにきれいに

金仏壇も唐木仏壇も、繊細な材料や意匠を用いているため、お手入れには細心の注意が必要です。特に金箔の張られているようなお仏壇であれば、普段から汗や指紋がついてしまわないよう、お参りやお供え時にも気を遣わなくてはなりません。しかし小型のシンプルなお仏壇であれば、洋式中心の家やマンションにも適しており、普段からまめにほこりを払うなどすれば、何度も大がかりなお掃除をしなくてもすみます。

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