自由気ままでマイペースに生きる姿が魅力の猫。
しかしそんな性質ゆえ、外への興味が湧くとふとした隙をついて家から脱走してしまうこともあります。
今回は、猫の脱走防止対策と、脱走してしまった際の対処法についてご紹介します。
猫の脱走防止対策
ここでは、猫の脱走を防止するための対策を見ていきましょう。
玄関、窓、ベランダの開閉に注意する
猫の脱走で多いのが、玄関、窓、ベランダなどの開閉の隙に脱走してしまうケースです。
脱走を防ぐためには、猫が出ていかないように十分注意しながら素早く開閉しましょう。
玄関から出入りする際は、別の部屋に猫を入れて扉を閉めておいたり、玄関に脱走防止の柵を取り付けたりするのがおすすめです。
また、猫が網戸やサッシを自力で開けて脱走するケースもあります。
破けにくいペット用の網戸に変え、市販のストッパーなどで猫が開けられないようにしておくと安心です。
網戸は自分で張り替えることもできます。
迷子札やマイクロチップを装着する
猫が脱走したときに備え、迷子札やマイクロチップを装着しておくと良いでしょう。
迷子札に飼い主の連絡先を記載しておくことで、脱走して保健所や警察、動物病院などに保護された場合、すぐに連絡をもらえる可能性が高まります。
マイクロチップは、2022年6月より装着が義務化されました。
しかしそれ以前から飼っていた猫やペットショップやブリーダー以外からお迎えした猫には、未だ装着されていないことも多いです。
マイクロチップとは直径1.4mm、長さ8.2mm程度の円筒形のカプセルで、リーダーで読み取ることでデータベースに登録された飼い主の情報を確認できます。
脱走時だけでなく、地震などの災害で離れ離れになったり、盗難されたりした場合にも役立ちます。
希望する場合は動物病院で装着できるため、相談してみると良いでしょう。
猫が脱走してしまったら?
対策を十分にしていても、好奇心旺盛な猫の脱走を完全に防ぐのは難しいもの。
では、万が一猫が脱走した場合はどうしたら良いのでしょうか。
脱走しても猫が自力で帰ってくるケースは多いため、家の玄関や窓は少し開けておきましょう。
入り口付近にいつも食べているごはんやおやつ、使用済みの猫砂などを置いておくと、匂いにつられて帰ってくることもあります。
猫を探す時間帯は、人通りが少ない猫が活動を始める夕方から夜がおすすめです。
優しく名前を呼びながら探し、発見した場合は猫が驚かないように落ち着いてゆっくりと保護しましょう。
猫の脱走を防ごう
今回は、猫の脱走防止対策と、脱走してしまった際の対処法についてご紹介しました。
猫の脱走を防ぐには、家族全員が日頃から扉の開閉に気を付けるなど、ふとした隙を作らないようにすることが重要です。
万が一脱走してしまった場合は、焦らず落ち着いて対応しましょう。
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