小さい舌で一心不乱に毛づくろいする姿が愛らしい猫。
その姿を見て、「あれだけ毛づくろいしているから、飼い主はブラッシングしなくても良い」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、ブラッシングをすることでさまざまなメリットがあるのです。
今回は、猫のブラッシングの必要性と正しい方法、嫌がる場合の対策についてご紹介します。
猫のブラッシングは必要?
猫は自分で毛づくろいする生物ですが、ブラッシングすることで抜け毛を除去し、皮膚を刺激して血行促進や新陳代謝を促す効果もあります。
猫とのスキンシップにもなり、日々ブラッシングすることにより体調の変化にも気付きやすくなります。
できれば猫の健康管理の一環として、毎日の習慣にすると良いでしょう。
特に春先から初夏にかけての換毛期には、日々たくさんの毛が抜けます。
猫が毛づくろいする際に大量の抜け毛を飲みこんで、胃や腸に溜まってしまうこともあるため、ブラッシングで取り除いてあげることが大切です。
猫のブラッシングの正しい方法
ブラッシングをすると、たくさんの毛が散ります。
ブラッシング後に掃除がしやすいよう、リビングの窓辺や玄関先などで行うのがおすすめです。
日当たりの良い場所だと猫がリラックスできます。
まずは猫が触られて喜ぶ場所から始めます。
毛の流れに沿って、優しくとかすようにブラッシングしましょう。
猫が触られたくない場所をブラッシングするときはスッと力を入れずに行い、嫌がった場合はすぐに中断します。
顔周りは、頬や耳の後ろを顔の中心から外側に向けてとかします。
一度に全身をやりきろうとしても、猫がじっとしていられないこともあります。「今日は背中だけ」「15分だけ」と範囲や時間を決めて、短時間でくり返し行うのがポイントです。
猫がブラッシングを嫌がる場合は?
猫がブラッシングを嫌がる場合は、まずはブラシに慣れさせることが大切です。
ブラシを見せたり、じゃらしたりして、ブラシが怖いものではないことを教えます。
猫用のブラシにはラバーブラシやコーム、ピンブラシなどさまざまな種類があるため、猫のお気に入りのブラシを見つけることも大切です。
子猫の頃から慣らしておくとスムーズですが、成猫になってからでも「ブラッシングされると気持ち良い」と覚えてくれると嫌がらなくなります。
焦らず、ゆっくり時間をかけて慣らしていきましょう。
毎日行いたい猫のブラッシング
今回は、猫のブラッシングの必要性と正しい方法、嫌がる場合の対策についてご紹介しました。
ブラッシングは、猫とのスキンシップになるだけではなく、健康管理にも役立ちます。
毎日の習慣にして、ツヤツヤの毛並みを保ってあげましょう。
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