同じく水鳥の羽を中身に使っているものに「羽毛布団」と「羽根布団」があります。
「同じものの別の呼び方」と思われがちです。
仮に「別のものらしい」と気がついても、どう違うかまではわかりにくいですよね。
「それぞれ、どういった特徴があるのか」「どちらを選んだほうがいいのか」をご紹介しましょう。
羽毛布団と羽根布団の定義
中身に使われているのは、どちらも水鳥の羽ということでは違いはありません。
ただし、この羽には、ふわふわの「ダウン(羽毛)」と真ん中に軸が通っていて全体的にも硬い「フェザー(羽根)」の2種類があります。
また、フェザーの中でも長さが6.5センチ未満のものを特に「スモールフェザー」と呼びます。布団に使われるのは通常、ダウンかスモールフェザーです。
ダウンが全体の50パーセント以上が使われていれば「羽毛布団」になり、ダウンは50パーセント未満でフェザーのほうが多いようならば「羽根布団」です。
羽毛布団と羽根布団のどちらを選ぶ
ダウンとフェザーの性質には次のような違いがあります。
ほぼそのまま「羽毛布団と羽根布団の違い」と考えていいでしょう。
・保温性=暖かいのはダウンの方です。
ふわふわな分、それだけ多くの空気を抱え込むことができるのです。
また、布団にしたときの肌触りもダウンのほうがソフトです。
・軽さ=ダウンのほうが上です。
フェザーには弾力がないために、布団にするときはそれだけ多くの量を詰め込まなければなりません。
その分重くもなってしまいます。
・臭い=ダウンもフェザーも製品化されるまでの過程で洗浄します。
フェザーの場合は軸があり、どうしてもその中までは油脂やゴミを除ききれません。
その分、臭いも強めになります。
・耐久性=ダウンとフェザー自体には耐久性に大きな違いはありません。
しかし、フェザーは全体的にも固く、特に軸があるために生地が傷みがちです。
中から突き破ってしまうのです。
そのため、布団にした場合、羽毛布団のほうが長持ちします。
こうやって見るとわかるように、一般的にはダウンの方が布団の中身に向いています。
しかし、1羽の水鳥から10グラムか20グラムしか取れません。
また、ダウンの中にも品質のよし悪しがあり、布団にしたときの保温性や軽さにも違いが出ます。
「羽毛布団」の値段の違いは大きい
羽毛布団は安いものならば3万円を切るようなものもあります。
一方で、軽自動車と変わらないぐらいの値段のものもあります。
中には「自分の使い方ならば羽根布団で十分だ」という方もいるでしょう。
数千円ぐらいからある安さも魅力です。
もちろん、布団は睡眠の質を大きく左右しますので、十分に検討したいものです。
ジョイフルエーケーならば羽毛布団・羽根布団も十分な品ぞろえがあります。
実際に手にとって暖かさ・肌触り・軽さを比較し、値段も考慮して、納得のいく商品選びをしましょう。