赤ちゃん用の布団、つまりベビー布団を使わずに、「大人と一緒に寝るので必要ない」「大人用の布団にシーツやバスタオルを置いて対応した」という人は少なくありません。
そのベビー布団を卒業した後の子ども布団(ジュニア布団)ともなると、さらに使う人が減るのは、認めざるをえないところです。
しかし、子ども布団は単にサイズの小さい布団ではありません。
子どもの健康や成長にとってプラスになるように工夫されている布団のことをいいます。
また、しっかりとそうなっているものを選ぶのは親としての務めです。
子供布団の選び方
3歳ぐらいまで用がベビー布団、そこから15歳ぐらいまで用が子ども布団となることが多いようです。
チェックポイントは、サイズは当然として、あとは素材や硬さです。
サイズ
子ども布団は特にサイズの規定があるわけではありません。
また、6歳ぐらいまで用を「キッズ布団」、15歳ぐらいまで用を「ジュニア布団」としてサイズなどを分けている場合もありますが、やはりメーカー独自のものです。
この場合、キッズ布団は長さでいえば140センチ程度、ジュニア用は180センチ程度になっているのが一般的です。
ただ、「大は小を兼ねる」で、6歳になる前から大きい方を選んでもそれほど問題はないでしょう。
素材・掛け布団の場合
子どもは暑がりなので、大人ほど保温性は必要ありません。
また、あまりに重いと暑く感じても、小さい子供ほど簡単には布団を体の上から外せないので軽いことも大事です。
大人のもの同様に、掛け布団の中綿には、羽毛・綿・ポリエステルがありますが、どれを選んでも一長一短です。
軽さと保温性では羽毛、吸湿性で綿、軽さとお手入れのしやすさではポリエステルといったところでしょう。
一方、生地は吸湿性を考えて、化繊ではなく綿を選ぶのが基本です。
素材・敷布団の場合
敷布団の中綿の素材としては綿・羊毛・ポリエステルが代表的な素材で、これもまた大人用とは違いはありません。
もし、直に体に使うのならば、寝心地と吸湿性の高さからは羊毛がおすすめです。
ただし、汚してしまったときの洗いやすさを重視するのならば、ポリエステルが一番です。
また、本当に吐いたりおねしょしたりで汚すことが多いようならば、敷布団の上に防水シーツと敷きパッドを使うことも考えてみましょう。
この場合は違いはほとんどなくなってしまうので、敷布団の素材についてあまり気にする必要はありません。
硬さ
おそらくは、「子ども布団など必要はない」とする親たちが最も見落としているのが硬さの問題でしょう。
特にベビー布団から子ども布団に変わったばかりならば、うつぶせ寝による呼吸困難なども警戒しなければいけません。
また、軟らかい敷布団は背中が沈むなど寝る姿勢が悪くなり、骨の成長に悪影響を与えます。
これらの理由から大人用に比べて硬めのものを選ぶのが基本です。
中綿だけではなく、硬めの芯(しん)が入っているようなものがおすすめです。
子どもは自分では最適な寝具がわからない
子どもが寝具を快適に感じているかどうかはなかなかわかりにくいものです。
本人に使い心地を尋ねてみても、表現力がない上に、どういうのが快適なのかもわからないかもしれません。
親がしっかりと観察をして選んでやらなければいけません。
といっても、親にしてもそうそう子ども布団の知識があるわけではないでしょう。
ジョイフルエーケーに一度お越しいただけないでしょうか。
特に屯田店と大曲店ならば、「ねむり本舗」という布団とまくらの専門店があります。
専門家としての視点から、きっといいアドバイスができるはずです。