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冬の定番!湯たんぽの選び方と正しい使い方を紹介


湯たんぽといえば、かつては金属製のものが最も一般的で、これは大正時代に登場しました。

陶器製のものはそれよりも前からあります。

電気アンカや電気毛布が普及したため、どちらも一時はすっかり影が薄くなっていました。

しかし、その良さが見直されて復活すると同時に、素材などが工夫されていろいろな種類のものも登場しています。

上手に使えば、寒い冬を乗り切る強い味方になるでしょう。

 


湯たんぽのメリット・デメリット

 

電気アンカや電気毛布と比べての湯たんぽのメリットは次のようなものでしょう。

 

・購入費が安い上だけではなく、ランニングコスト(電気代・ガス代)も安い。

・用意が済んでしまうと電気もガスも使わないので、火事の心配がない。

 その分、安心して眠ることもできる。

・電気コンセントなどがない場所でも使用できる。

・空気が乾燥せず、肌や喉(のど)に優しい。

・「足だけを温める」といった使い方ができる。

 

一方、デメリットには次のようなものがあります。

 

・昔ながらのお湯を注ぐタイプの場合、スイッチひとつで使い始めるわけにはいかない。

 お湯を沸かしたり、移し替えたりする必要がある。

・特に金属製の場合、低温やけどの可能性がある。

・時間とともに温度が低くなる。

・全身が温まるわけではない。

 


湯たんぽの種類

湯たんぽの種類は、主にその本体の素材と中身のお湯の温め方で分けると考えやすいでしょう。当然ながら、使い方もそれによって変わってきます。

 

本体の素材

 

・金属製

 

金属製湯たんぽといえば、トタン(亜鉛めっき鋼板)やブリキ(錫めっき鋼板)といった昔ながらの金属製のものを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

それら以外にも、銅・ステンレス・チタンなどのものがあり、価格は上がるものの耐久性はアップします。

 

・陶器製

 

金属製のものに比べて熱伝導率が低いのが特徴です。

「お湯の温度が体に伝わりにくい」といった意味にもなりますが、これはむしろメリットと考えましょう。

というのは、金属製の場合、熱伝導率が高すぎて、使い始めは温度も高過ぎ、低温やけどの可能性があります。

また、短時間で冷めてしまいます。

 

重いのと衝撃に弱いのがデメリットです。

ベッドなどで使っていて、床も硬い場合は、下に落とさないように気をつけなければいけません。

 

・プラスチック製・ゴム製ほか

 

プラスチック製のものは、形が作りやすいために色々と工夫されたものも登場されています。

中にはカバーが付いていて、低温やけどを避けられるようなものもあります。

ゴム製のものは、もちろん簡単に変形することもあって、ゴツゴツしないのがメリットです。また、熱伝導率が低めなのも陶器製と同様にメリットと考えていいでしょう。

 

デメリットは、プラスチック製もゴム製も高温に弱く熱湯が使えない点です。

中には暖かさが足りないように感じたり、長時間使えない場合もあったりするかもしれません。

 

また、ウエットスーツ素材をつかったものなど、新素材のものもときどき登場しています。

 

中身の素材

 

もちろん、中にお湯を注いでフタをするのが一般的なタイプです。

しかし、ジェルや大豆、セラミックの粒などが詰まっていて、これを電子レンジで温めるタイプもあります。

 

さらには、金属製のものの中には水を入れてそのまま本体を直火に掛けたり、あるいはIHクッキングヒーターで加熱したりできるものまであります。

これらの場合、「中に入れるのは普通の水なので、破裂しないように口を開けておく」、「熱湯になるのでやけどに気をつける」などの注意点は覚えておきましょう。

 

また、「蓄熱式」などと呼ばれるタイプもあります。

ヒーターが組み込まれていて、これで最初に加熱して中身の水の温度を上げます。

コンセントにつなぐだけで火を使わず、水(お湯)の入れ替えが不要なのもメリットです。

加熱にかかる時間や、温度が保てる時間が様々なので、自分の使い方に合ったものを選ぶようにしましょう。

 


ひと工夫して湯たんぽを便利に使おう

低温やけどしやすいのが、金属製湯たんぽのデメリットですが、厚手カバーを掛けることでその可能性を低くすることができます。

それら以外にも素材などの違いで、使い方も変わってきます。

 

昔と違って、「生まれて一度も湯たんぽを使ったことがない」という人も珍しくないでしょう。

まずは一度、実物を色々と見比べてみて、よく理解している人のアドバイスをもらったほうがいいかもしれません。

地元北海道のホームセンターであるジョイフルエーケーがきっとお役に立つはずです。

 

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