ふわっとスモーキーな香りが広がり、普段と異なる風味や食感を楽しめる燻製。
難しそうなイメージがありますが、実は特別な道具がなくても簡単にできる方法もあるんです。
キャンプやBBQで燻製ができたら、いつもの食材でももっと楽しみ方が広がります。
今回は、手軽にできる燻製のコツをご紹介します。
塩漬け
まずは、食材を塩漬けにします。
塩漬けには食材に下味をつけるだけでなく、殺菌と保存性を高める効果もあります。
塩漬けは、直接塩をすり込む「ふり塩法」と、ソミュール液に一定時間漬け込む「たて塩法」の2種類があります。
ソミュール液とは塩をベースにスパイスとハーブを煮立てた液のこと。
たて塩法は食材が空気に触れないため、脂肪分の酸化を防ぎ、塩を均等にしみ込ませられます。
キャンプやBBQで気軽に楽しむなら、食材に塩やこしょうをかけてすり込むだけでも十分です。
乾燥
食材を入れたボウルに少しずつ水を加えて塩抜きし、余分な塩分と成分を落とします。
その後、風通しの良い日陰などに干して食材を乾燥させます。
中までしっかり乾かさなくても表面が乾けばOKです。
表面に水分が残ったままだと、煙と水分が反応して酸味や苦みが出てしまいます。
スモーク
食材の下準備が済んだら、いよいよスモークです。
スモークには、高温で燻す「熱燻」と、約60度で1~2時間かける「温燻」、約20度でじっくり燻す「冷燻」の3種類の方法があります。
アウトドアでは、短時間で仕上がる熱燻がおすすめです。
用意するものは蓋付きのフライパン、金網、アルミホイル、燻製チップだけ。まずフライパンの底に、焦げ付きを防ぐためアルミホイルを敷きます。
その上にチップを一握りくらい置き、チップの上に金網を置きます。
金網に食材を置いたら、蓋をして加熱します。
チップから煙が出るまでは強火、煙が出てきたら中~弱火に調整しましょう。約10分間燻すと完成です。
おいしくて楽しい燻製をアウトドアで満喫!
今回は、手軽にできる燻製のコツをご紹介しました。
燻製チップさえあれば、あとは家庭にあるものだけで気軽に挑戦できます。
道具があるとより燻製できる食材の幅も広がるので、燻製の魅力にハマったらぜひ揃えてみましょう。
燻製を楽しむアイテムを揃えるなら、アウトドアグッズも豊富に揃うジョイフルエーケーにぜひご来店ください。