サイズが小さくて場所を取らないことから、ペット初心者にも人気のハムスター。
でも、どんな物を揃えて、餌は何をあげたらいいのでしょうか。
家でハムスターを飼ってみたいと考えている方に、必要なグッズや飼い方についてご紹介します。
■基本はひとつのケージに1匹ずつ
「ペットワールドPROX 伏古店」の小動物売場で、担当の千葉さんにお話を聞きました。
種類は小型の「ドアフハムスター」と、それより少し大きい「ゴールデンハムスター」に大別され、色の違いによりそれぞれ名前が付いています。
飼う時は、ひとつのケージに1匹ずつが基本。
2頭一緒に入れてしまうと縄張り争いをすることが多いからです。
小さな「ロボロフスキーハムスター」のように、多頭飼いできる品種もまれにありますが、その場合も「個体同士の相性が合えば」という条件付きなので、相談してみましょう。
ケージは、金属製だとかじってしまうため、多くがプラスチック製です。
設置する物は、中に入って眠るためのお部屋、餌用のお皿と給水ボトル、運動用の回し車、トイレ。
すべてセットになった物も販売中です。
「ハムスターはトイレを覚えてくれますよ」と千葉さん。
「中には覚えられない子もいますが、排泄物が付いた床材をトイレに移動させておくと、そこでしてくれるようになります」。
ごはんを食べる量もうんちの量も少なく、匂いがあまりしないことも、飼いやすい理由のひとつ。中に入って遊ぶ「回し車」は、運動不足を防ぐもので、ハムスターのストレス解消のためにも必要です。
■ハムスターは何を食べるの?
ひまわりの種や野菜をシャクシャク食べているイメージがあるハムスター。
基本的には雑食ですが、餌が偏った食生活はよくないそうです。
「ひまわりの種はほぼ油分なので、すぐに太ってしまいます」。
太ると糖尿病にかかる確率が上がり、短命になることも。
また、水分の多い生野菜を多く取ると下痢の原因になることが多く、身体が小さいハムスターは脱水症状に陥りやすいそう。
店頭には野菜や果物を乾燥させた「ベジミックス」「フルーツミックス」など様々な種類が並んでいますが、「好き嫌いがあり、その中でも甘いサツマイモやイチゴしか食べない子もいます」。
偏食は太りやすいので、注意して別の餌を混ぜるなどしながら様子を見てください。
体調を崩して食欲がない時は、ベビーミルクやゼリーなどを与えてみましょう。
ケージの中にクッションがわりに敷く床材は、比較的安価な針葉樹製、ほこりが出にくい広葉樹、保温と吸湿、通気性にすぐれた紙製があります。
週に1回程度は取り替えてください。
ほかに、かじって遊ぶ小枝などのオモチャも販売していますが、使うかどうかは個体差があるそう。
また、人間に触られることがストレスになる子もいるので、かわいいからといって過度に触りすぎないことが大切。
なつきやすいかどうかも、それぞれの性格によります。
また、ハムスターの平均寿命は1~3年と、ペットの中でも短命と言われていますので、そのことを踏まえた上で飼うかどうかを決めましょう。
売場でかわいいハムスターくんたちと友達になったジョイ!また来るね!
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