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猫ちゃんとわんちゃんの大きな違いは、お散歩の必要性です。わんちゃんは、運動のために散歩させることが必須。
猫ちゃんにはその必要がないので、働いている人も少しだけ飼いやすいかも知れません。
今回は、猫ちゃんを迎えるためにどんな準備をすればいいのか、初心者ペットオーナーへ向けた入門編をお送りします。
■小猫を飼うときに揃えるものは？
様々なアイテムが並ぶ「ペットワールドPROX 西岡店」で、犬猫用品担当の上林さんに話を聞きました。
エサを与える食器は、小犬と同じように、床に置いても滑らないものを。
子猫のうちは、浅くて小さめの容器を用意して。
3～4カ月くらいから、子猫のためのおやつを与えます。
ぺろぺろなめて食べられるチュールタイプで、チキン系や魚系など、味はいろいろ。
子猫のうちはケージの中で飼うことも多いと思うので、外に出した時にあげるなど、習慣にするといいと思います」と上林さん。
猫ちゃんは、トイレを覚えるのにさほど手間がかからない場合が多く、売れ筋は「デオトイレ」。
汚れを残さない撥水性の砂を入れるトレイと、その下に消臭・抗菌シートを敷いたトレイを重ね、取り替えがラクで臭いがこもらない構造になっています。
猫トイレ専用のスコップも、お世話をする際にあると便利です。
■ツメみがきやオモチャも用意して
わんちゃんと違ってツメをとぐ習性がある猫ちゃんには、「ツメみがき」が必要。
素材は、段ボール製やクラフト紙、麻タイプなど様々です。
スタンダードな四角いもの、トンネル型やポールなど、色々な形状があるので使い比べてみてください。
猫ちゃんのオモチャは、鼻先で揺らして遊ぶ「猫じゃらし」タイプがほとんどです。
羽やファーなどのふわふわタイプや、ネズミの形をしたものなど、色や素材のバリエーションは豊富。
猫が大好きな「またたび」の香り付きのものもあります。
オモチャを使って、定期的にコミュニケーションを取りましょう。
■猫種による違いと飼いはじめの注意点
犬猫生体担当の日下さんに聞いた、現在の猫種の一番人気は、スコティッシュフォールド。
短毛と長毛がいて「毛質がやわらかく、温厚で落ち着いた性格の子が多いですね。
ただ拘束されるのは苦手で、抱っこもあまり得意ではありません」。
次いで人気を分け合うのが、アメリカンショートヘアとマンチカン。
どちらも遊ぶのが好きで、アメリカンショートヘアは走り回るなど少しやんちゃな面もあるそう。
マンチカンは、脚が短めなので、高いところにはうまく登れない場合も。
キャットタワーを置く際には、ステップを低くするなどの工夫をしてください。
給餌に関しては、飼いはじめた時からパウチ入りのごはんをあげてしまうと、それしか食べなくなるケースもあります。
カリカリタイプも与えつつ、定期的に味を変えるなどして、どんなごはんでも食べるように育つよう心掛けましょう。
また、かまいすぎるとストレスに感じる子もいるので、性格を見ながらコミュニケーションを取ること。
家を空ける際は、人間と同じ室温に保ち、飲み水を置くことを忘れずに。
小犬用の「パピーベッド」は、フカフカ素材のものが多く、好みで選んでください。
ヒモ付きで、ずれないように固定できるものもあります。
トイレは、お手入れしやすい「ステップトレー」タイプが売れています。
上のメッシュは取り外しできるので、シーツ替えも楽。
また、売り場には、ケージと各種グッズがセットになった「スターターキット」もあり、初心者におすすめです。
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