わんちゃんや猫ちゃんを飼ってみたいけれど、「初めてだし、ちょっと不安…」と二の足を踏んでいる方も多いはず。自宅でわんちゃんを飼うためには、どんなアイテムが必要で、どんな準備をすればいいのか。初心者ペットオーナーへ向けた、わんちゃん入門編をお送りします。
小犬を飼うときにまずは何を揃えればいい?
今回は「ペットワールドPROX 西岡店」で、犬猫用品担当の上林さんに話を聞きました。
まずはエサを与える食器。
「小犬の場合、食器が動くだけで怖がるかも知れません。
シリコン製や、裏側にゴムが付いたものなど、床に置いても滑らないものを。
また、溺れると困るので、あまり深さがない小さめの物がいいと思います」
材質はステンレス製が、洗いやすくて汚れも付きにくいそう。
10カ月ほど経つと成犬になるので、少し深さのある器にチェンジしたほうが食べやすくなります。
また、日々のケアに使う、毛をとくブラシや爪切りも必要。
ブラシは、毛が引っかかると怖がる子もいるので、ゴム製などやわらかい素材で目の粗いものを選びましょう。
爪切りは、ハサミタイプだと切るテクニックが必要なので、穴に爪を入れ、閉じて切るギロチンタイプのものが便利です。
爪は生後2カ月を目安に一度カットすると良いでしょう。
キャリーバッグやお散歩用グッズも必要
乗り物などで移動するときには、キャリーバッグを使います。
ただ、狭い空間を嫌がって入りたがらない子も。
「初心者には、前面だけでなく天井からも出し入れできる、2つ窓のあるタイプがおすすめです」と上林さん。
「普段から、家の中で時々入れてあげることで、慣らしておくといいですよ」
個体の大きさに合ったサイズを用意しましょう。
さらに西岡店では、ハーネスに取り付けられる「オリジナルラベル」が大好評。
オプション料金でわんちゃんの名前を入れることができ、注文から1カ月ほどででき上がります。
おやつやオモチャは何がいい?
店頭には、わんちゃん用のおやつだけでも膨大な数のアイテムが並びます。西岡店で売れているのが「ボーロちゃん」
「低カロリーで、軽くてあげやすいのが特徴です。トイレトレーニングのご褒美などにも使われています。小犬には、ガムも乳歯用を与えてください」
あまりおやつをあげすぎると、ご飯を食べなくなる子もいるので、例えば留守番の後など、特別な時にあげるのが良いそう。
チュールなら「とりささみ」が売れ筋。
おやつとしてだけではなく、ごはんに混ぜて味変に使うこともできます。
オモチャは、「知育TOY」が人気。
飼い主が共働きでお留守番の子も多いので、転がすと中からおやつが出てくる仕掛けのものなど、ひとりで遊べるタイプが種類豊富に揃っています。
また、オモチャは飼い主とのコミュニケ―ションの大切なツール。
引っ張り合って遊ぶロープは、揺らしても使えます。
小犬は乳歯で噛むので、伸びる素材のものがよいでしょう。
ベッドやケージはスペースに合わせて
小犬用の「パピーベッド」は、フカフカ素材のものが多く、好みで選んでください。
ヒモ付きで、ずれないように固定できるものもあります。
トイレは、お手入れしやすい「ステップトレー」タイプが売れています。
上のメッシュは取り外しできるので、シーツ替えも楽。
また、売り場には、ケージと各種グッズがセットになった「スターターキット」もあり、初心者におすすめです。
犬種の選び方と飼いはじめの注意点
生体担当スタッフに聞いた、現在の一番人気の犬種はトイプードル。
毛が抜けにくくて体臭が少ないので、初心者にも飼いやすいのが特徴です。
小型犬なら、チワワやマルチーズも同様。
「初めてだけれど大型犬を飼ってみたい」という人には、ゴールデンレトリバーがおすすめ。
優しく、穏やかな性格の子が多いそうです。 また、トイレをしつける際には、失敗しても怒りすぎないこと。
ごはんを食べた後、くるくる回ったり、そわそわしたりの行動が見えたら、トイレに連れて行き、できたら褒めてあげましょう。
そして、体調を崩していないかどうか、日々、目を配ってください。
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