大量の雪も、やっと姿を消しました。
ガーデニングシーズンの到来を心待ちにしていた人も多いはず。
今年から家庭菜園に挑戦したいと思っている人もいるでしょう。
ガーデニングを始める前には「土づくり」が欠かせません。
今回は屯田店で、苗を植える前の準備について聞きました。
屯田店の園芸コーナーには、様々な種類の土や肥料が入った袋が山積みされています。
「コロナ禍で外出の機会が減ったことをきっかけに、ガーデニングを始める方が増えていますよ」と、スタッフの村田さん。
「でも、これまで何も植えてこなかった庭に、いきなり植物を植えても育ちません」
まずは土に肥料を足して、ふかふかの土にする必要があるそうです。
肥料の種類は、たい肥などの動物性と、腐葉土などの植物性に大きく分かれます。
「はじめは植物性のものを入れて、土の中の微生物の働きを活発にしてあげましょう」と村田さん。
初心者向けには、あらかじめ土に数種類の肥料が配合された「ガーデニングの土」もあります。
プランターなどにもそのまま使える万能タイプ。
また、必要な肥料は栽培する品種によっても違うので、ガーデニング歴は長いけれど、「最近、花や野菜の育ちが悪い気がする」と感じている方は、土に何を足すのが良いか、スタッフに相談してみましょう。
「うちの庭の土は硬くて、それ以前の状態かも」という方は、まず土おこしをする必要があります。
鍬(くわ)で30~50cm程度を耕す作業。
売り場では、スコップよりもラクに作業ができる「土おこし鍬」も販売中です。
そこに新しい土や肥料を足して準備をしますが、土をおこした日にいきなり苗や種を植えるのはNG。
「1週間程度はそのまま放置して、なじませることが必要です」
1週間経ったら「土壌酸度計」を土に挿して、pH(ペーハー)を測定。
7が中性で、数値が高いほどアルカリ性が強くなり、低くなるほど酸性が強くなります。
「中性に近い数値が良いとされ、一般的には5.5~6が目安ですね」と村田さん。
春の雪どけ直後は土が酸性になっている場合が多いので、石灰などでアルカリ分を足してあげましょう。
これも1~2週間は置いておき、なじませます。
また、毎年同じ場所に同じ品種を繰り返し植えると「連作障害」を起こして育ちにくくなる場合があるそう。
ある程度、配置を変えることも心がけてください。
植物は土壌が温まらないと育たないため、まだ寒い時期に急いで植えるのもNG。
早めに苗を買ったとしても、寒い日が続いた場合は気温が上がるのを待って、天気の良い日に植えましょう。
GWにガーデニングを始めたいから、まずは土づくりの準備をするジョイ!
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