
日本酒「男山株式会社/男山 諸事情 純米大吟醸」
お酒コーナー仕入れ担当者が実際に試飲したお酒をご紹介。
今回は北海道旭川市の男山株式会社「男山 諸事情 純米大吟醸」です。
蔵 |
男山株式会社/北海道旭川市 |
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銘柄 |
男山 諸事情 |
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原材料 |
米(国産)/米こうじ(国産米) |
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精米歩合 |
40% |
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アルコール分 |
16度 |
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特記事項 |
全国20,000本限定販売 |
男山の諸事情と言えば、
昨年、普通酒と純米吟醸が発売され、そのネーミングが話題となった日本酒。
コロナ禍で輸出が激減し、出荷できなかったお酒を手頃な価格で緊急販売した
というのが事情でしたが
今年の事情はラベルにしっかり書かれています。
この潔さや「お値打ち価格で放出」という部分に、男山の誠実さが表れている気がします。
なにより、これが最後の「諸事情」になりますように、という一文に込められた
酒蔵の切なる願いに、仕入れ担当としても共感せざるを得ません。
そんな今回の諸事情、味の事情も確かめていきたいと思います。
まずは、色や香りの確認。
ほとんど透明で濁りもなく、パイナップルのようなフルーティーな吟醸香がふんわり立ち昇ります。
強すぎず、弱すぎず、程よしの心地良い香りです。
含んでみると、非常に淡麗でスッキリとした味わい。
やさしい甘みが広がった後、飲み込むと舌奥に辛みが少し残ります。
キレが良く、後味も良い。
鼻抜けはあまり強くなく、ほどよく香る感じです。
食中酒としても抜群ですが、ツマミを用意してお酒の味を楽しんでほしい逸品ですね。
もちろん冷で。
高品質な純米大吟醸だからこその上品な味わい。
とってもおいしかったです。
ごちそうさまでした。
この「諸事情」、720mlのみの発売で全国20,000本の限定出荷。
ジョイフルエーケーでは税込1,848円で販売中です。
「諸事情」あってのこのクオリティでこのお値段。
お買得、以外の言葉が見当たりません。
数に限りがありますので、お求めはお早めに。
2021年12月14日 掲載