DIYをほとんど経験していない人の大半がまず悩むのが、「工具類はどれだけ必要か」です。
がんばり過ぎて、要らないものにまでお金を出してしまう人もいるでしょう。
逆に慎重になりすぎて、ひとつ作業が進むたびに工具を買いに走らなければならない人もいそうです。
「どうせ初心者なのだから」と多少のムダは覚悟して、まずは基本となりそうなものをそろえるのがいいのではないでしょうか。
DIYの基本工具類
ほとんどのDIYで必要になりそうな工具類や、たとえすぐには使わなくてもあれば安心な工具類は次のようなものでしょう。
・メジャー類=巻き尺・差し金・スコヤなどです。
もし、「とりあえずひとつだけ」というのであれば、巻き尺でいいでしょう。
それも長いものは要らず、初心者には2メートルもあれば十分です。
・ノコギリ=何を切るかで種類が決まってきます。
多くの人が最初にやるのは材木を使ってのDIYなので、まずは木工用があればいいでしょう。
あるいは、「いくらか作業効率が悪くてもいい。何にでも使えるものを」というのならば、万能タイプか替え刃式のものを選ぶ手もあります。
・金づち・ドライバー・ヤスリ=これらは、たとえDIYを趣味にしなくても、日常生活でもいくらかは必要になるものばかりです。
シミュレーションをする
もちろん、「ホームツールセット」などの名前で一式そろったものを選ぶ方法もあります。
一見便利そうですが、そのセットの中でも、「ノコギリが含まれている・いない」といった違いがあります。
セットを選ぶとしても、「自分が作るのは何か」を考え、それに合ったものを選ぶ必要があります。
本格的なDIYをやるのならば、(1)設計する、(2)材料を選ぶ、(3)加工してパーツを用意する、(4)組み立てる、といった手順になることが大半です。
ものによってはさらに、(5)塗装する、(6)仕上げ加工をする、といったことが必要になる場合もあるでしょう。
作るものが決まっているのならば、これらの手順に従ってシミュレーションします。
そうすれば、必要な工具類も見えてくるはずです。
もしも、作りたいもののイメージがはっきりしないのならば、画像収集ツールの「Pinterest(ピンタレスト)」( https://www.pinterest.jp/ )などを使ってみるのもひとつの方法です。「棚」「イス」などで検索して、ピックアップされた画像の中にヒントになるものがおそらくは見つかるでしょう。
それに合わせて、必要になる工具類も自然と決まってくるはずです。
ホームセンターの加工室を上手に使う
DIY初心者のほとんどが一度は悩むのが、「どこまで本格的な道具が必要か」です。
電動ノコギリや電動ドライバーなどの電動工具類があれば便利なのは確かです。
もしかしたら、長続きしなかった人の中には「電動工具類を最初から使ってさえれば、面倒臭くならずに済んだはず」といった場合もあるかもしれません。
ただし、予算はアップしてしまいます。
もし、そのような悩みがあるようならば、ジョイフルエーケーの工作室を利用してみるのもひとつの方法です。
電動工具類が一式そろっているだけではなく、専門のスタッフも常駐しています。
アドバイスを受けながら、自分で使ってみてはどうでしょうか。
自分では手に負えない加工ならば、低料金で代わりにやってもらえます。
「やはりこの電動工具は必要だ」と確認できれば、次に必要になる機会に買えばいいでしょう。