
雪や氷で傷んでいるかも 春先の家のチェックポイントあれこれ
目次[非表示]
- 1.冬の間にたまった汚れや傷みを手入れする
- 1.1.無落雪屋根のスノーダクト掃除
- 1.2.庭の手入れ
- 1.3.灯油ストーブの掃除と片付け
- 2.次の冬が来る前に終えておこう
- 2.1.枯れ葉・枯れ草の除去
- 2.2.エクステリアの塗装塗り直し
- 3.春の作業は多い、しっかりと手順を考えて
冬の間は、寒いせいで外で過ごすことが少なく、家や庭をじっくりとは見ていなかったでしょう。そもそも、すっぽりと雪で覆われていたかもしれません。その雪はダメージを与えることが多く、春先は家や庭の手入れが必要になる時期でもあります。
冬の間にたまった汚れや傷みを手入れする
雪が解けたら、まずは家屋の外装や庭をじっくりと点検しましょう。冬の間のダメージが残っているかもしれません。
無落雪屋根のスノーダクト掃除
最近建てられる家の多くは、無落雪屋根になっています。3つほどのタイプに分かれますが、特に手入れが必要なのは、「スノーダクト方式」と呼ばれるものです。中央がくぼんだ谷になっていて、屋根に積もっていた雪が解けて水になると、この谷の底に付けられたダクト(溝)に向かって落ちていきます。
落ち葉や砂といったゴミが最もよくたまるのは、ダクトから下へと流す縦樋(たてとい)の入り口です。ここが詰まると、屋根の上が小さなプール状にまでなってしまうことがあります。下手をすると屋根の雨漏りにまでつながりかねません。秋の落ち葉の季節にも詰まりがちですが、春になって屋根に積もっていた雪が溶け出すと、その中にたまっていたものが一気にダクトへと流れ落ちるのです。
もちろん、屋根には登れるようになっているでしょう。しかし、高いところなので危険です。しかも、ダクトの掃除はかなりの重労働になります。高齢者しかいないような家庭は、業者に依頼したほうがいいかもしれません。
庭の手入れ
春になると、積もっていた雪の中のゴミが出てくるのは屋根の上と同じです。また、枯れ草なども目立つようになるでしょう。もちろん、掃除をしましょう。
また、植えている木の種類によっては、雪囲いをしていた家もあるでしょう。いつ外すかの時期の見極めは、けっこう難しいものです。早すぎると、春でも冷たい風が吹いてダメージを受けてしまいます。遅いと今度は、巻いていたむしろなどにカビが発生し、木にもダメージを与えてしまいかねません。
灯油ストーブの掃除と片付け
長い冬をがんばってくれた灯油ストーブもそろそろ片付けなければいけません。必要なことは2点です。
- タンクの灯油を空にする。
- 芯(しん)の汚れを焼き切る。
タンクは灯油ポンプなどをつかってもいくらか残ってしまうでしょう。また、芯などにもしみています。ですから、最後は灯油を使い切って火が消えるまで空だきします。そうすれば、同時に芯に付いた汚れも焼き切ることができます。
あとは雑巾がけをするなど、通常の家財道具の手入れと変わりありません。
次の冬が来る前に終えておこう
無落雪屋根のスノーダクトの掃除も、庭の枯れ草の片付けも大変ですよね。そう身にしみて思ったのならば、今度は雪が積もりだす前に終えておきましょう。
枯れ葉・枯れ草の除去
春になってから、それも早々に庭の手入れをやると、ぬかるんでいます。長靴なども必要になってくるでしょう。ならば、雪が積もるようになる前にやってしまいましょう。かき集めた落ち葉や枯れ草はそのまま置いておくと、次の夏ぐらいには堆肥(たいひ)として使えるかもしれません。
無落雪屋根のスノーダクトも一番ゴミがたまるのは秋の落ち葉の季節で、しかも最もスノーダクトが機能してもらわなければいけない冬がすぐに来ます。理想をいえば、「晩秋にメインの掃除をし、春は点検をして汚れていたら掃除をする」です。
エクステリアの塗装塗り直し
フェンスやウッドデッキなど、雪に埋もれ氷漬けになっていたエクステリアも塗装がはげていたり、板が割れていたりするかもしれません。それに気がついてからの対応も、もちろん必要です。
しかし、これも秋のうちに塗り直したり、雪の重みで壊れそうなところを直したりしておくと、無事に春を迎えられる可能性は高まるでしょう。
春の作業は多い、しっかりと手順を考えて
春になってどんな作業が必要かは、家の建て方や庭の作り方で異なります。不可欠な道具や、あったほうがいいグッズも、もちろん同様です。やることがたくさんあるので、しっかり手順を考え、必要な道具類も早めにそろえるようにしましょう。
その道具類については、品ぞろえ十分で、どこよりも地元に密着しているホームセンターのジョイフルエーケーがきっとお役に立つはずです。