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突然のペットロスを受けとめるためには


目次[非表示]

  1. 1.愛情を注いでいればいるほど、ペットとの別れは辛くなる
  2. 2.愛するペットとの別れを、どのように受け入れるか
  3. 3.大切なペットを感謝の気持ちを込めて見送る

愛情を注いでいればいるほど、ペットとの別れは辛くなる

日本人は遠い昔から、貴賤を問わず、さまざまなペットと暮らしてきました。その証拠に、聖徳太子には、人語を解し、お経を読んだ雪丸という愛犬がいたそうです。また、一条天皇はとても猫が好きだったという話が、平安時代の女流作家・清少納言の「枕草子」に記されています。また、江戸時代には金魚ブーム、明治時代にはうさぎブームもあったといいます。


長い歴史の中、ペットは人々の生活に潤いや癒しを与える存在であり、また家族の一員として愛されてきました。それだけに、ペットが突然、神に召されてしまった時の哀しみには、計り知れないものがあります。たとえ事実を受け入れることができたとしても、気持ちの整理がつかず、「これからどうしていいのかわからない」と後ろ向きになってしまいがちです。また、心だけでなく、めまいや摂食障害など、身体にも変調をきたしてしまうケースもあるといいます。


このように心身に影響を与える「ペットロス」を乗り越えていくには、まずは我慢せず、自分の感情を素直に出すことが大切です。

愛するペットとの別れを、どのように受け入れるか

深い悲しみから立ち直るまでの過程をまとめた「悲しみの5段階」という理論があります。これはドイツの精神科医エリザベス・キューブラー・ロス博士が研究・発表したもので、人間は哀しいことに直面すると、「否認」「怒り」「交渉」「抑うつ」を経て、最終的には「受容」に至るとされています。

  • 否認:ペットが亡くなったことが受け入れられず、まだ生きているのではと考えたり、埋葬することを拒んだりしてしまう心理状態になる。
  • 怒り:「もっと早く病気に気がついていたら」「獣医師の先生が適切な処置をしてくれなかったのでは?」など、ペットが死んでしまった原因を周囲や自分のせいにして、怒りを感じてしまう状態。

  • 交渉:ペットの復活を神に祈るといった行動に出るなど、何かにすがろうという気持ちになる。

  • 抑うつ:ネガティブな考えにとらわれ、何も手に付かず、悲しいという感情の中から抜け出せない状態。人によっては、軽いうつ状態に陥ることもある。
  • 受容:上記のプロセスを経ることで、悲しみは残ってはいるものの、「ペットはもういない」ということを少しずつ受け入れられるようになる。

ペット家族に迎えることの先には、必ず別れが待っています。自分を責めたり、悲しみをひとりで抱え込んだりせず、周囲の人たちと分かち合うことです。それがペットと過ごした日々は楽しかった思い出として、心の中にしまっておける状況へとつながっていくことでしょう。

大切なペットを感謝の気持ちを込めて見送る

家族として暮らしたペットだからこそ、もしもの時は、きちんとお別れしてあげることが大切だといえます。近年は、火葬・埋葬を含めた「ペット葬儀」を執り行う宗教施設やペットショップも増えており、飼い主の方の希望に応じたお見送りをすることができます。また、近隣にペット葬儀を扱うところがない方は、「訪問ペット火葬(移動火葬車両による)」を選ぶこともできます。

聖徳太子ゆかりの達磨寺には、愛犬の雪丸の石像が建っています。資料によると、江戸時代後期には存在していたそうで、当時の人がペットに親しみを持ち、言い伝えを残そうとしたのかもしれません。大切な家族と過ごした時間を素晴らしい思い出にするためにも、感謝を込めて、ペットを見送ってあげてください。



訪問ペット葬儀

たくさんのステキな思い出を作ってくれたぺットたちが安らかに眠れるように飼い主として最後の役目をつとめてあげて下さい。当社では、移動火葬車両による訪問ぺット火葬を執り行っております。

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